研修内容・テーマ・講師のご紹介

このページでは実践クオリティシステムズの中小企業診断士理論政策更新研修について、全体の構成や年度テーマの詳細、講師の紹介など研修内容部分をご紹介しています。
すぐに申込みをしたい方は「研修日程・お申込み」のページをご覧ください。
また受講料金や受講の流れなどを知りたい方は「料金・受講の流れ、変更とキャンセル」をご覧ください。
目次 研修の全体構成 研修内容・テーマ 第1部 中小企業を取り巻く経営環境 ■第2部通常テーマ 経営支援者のための『目的思考』 小規模事業者のEC(e-コマース) ■第2部特別テーマ コーチングを用いた経営者ヒアリング スポーツから学ぶ奇跡を呼び込む目標設定手法 コーチングを用いた企業価値の発見(コーチング研修応用編) 基礎から学ぶ「効果的な教育研修の作り方」 研修講師 |
研修の全体構成
実践クオリティシステムズの更新研修は2つのパートに分かれています。
第1部はその年の中小企業白書の内容を、第2部は年度ごとのテーマから1つを行います。
第2部の年度テーマは通常テーマと特別テーマに分かれ、
通常テーマ・・・実在する中小企業を題材にした事例演習
特別テーマ・・・コーチングを取り入れた実践演習
となっています。
部 | 項目 | 形式 | 時間 |
---|---|---|---|
第1部 | 中小企業白書を取り巻く経営環境 (中小企業白書解説) |
講義 | 1時間 |
第2部 | 年度テーマ (通常テーマまたは特別テーマ) |
講義+演習 | 3時間 |
第1部は全ての研修で共通です。第2部の年度テーマは会場・日程によって年度テーマから1つを取り上げます。
研修テーマ・内容
第1部 中小企業を取り巻く経営環境(中小企業白書解説)
第1部は『中小企業を取り巻く経営環境』として、その年度の中小企業白書の内容をお伝えしています。
弊社の白書解説はなるべく白書の全体像をお伝えしつつ、その中から「中小企業に伝わることで、企業にとって有益」と考える項目を選択して解説します。
白書の全体像を理解することで、中小企業が置かれているマクロ状況や中小企業政策の方向性を知ることが出来ます。また個々の項目は支援先の中小企業に伝わることで、潜在的なリスクに気付き、また他社よりも先んじて機会を捉えるきっかけになります。
知識として知ることも重要ですが、支援先や勤務先に関係する中小企業にとって「この情報がどう役立つ可能性があるか」を考えながらご受講頂ければと思います。

*中小企業白書は中小企業庁ホームページにて、全文が無料公開されています。さらに詳しく知りたいという方はそちらをご覧ください。
第2部 年度テーマ(通常テーマ)
年度テーマは通常テーマと特別テーマに分かれています。通常テーマはテーマ内容の説明後、実在企業を扱った事例企業演習を行います。
New! 通常テーマ1.経営支援者のための目的思考
経営支援において経営者は全てを話してくれるわけではありません。しばしば経営者は最初から「~の補助金を取りたい」のような手段の話をされますが、その先には目的があるはずです。私たち支援者は経営者が「何を望んでいるのか」を考え目的の先の上位目的を理解することで、支援の方向を明確にし最適な手段を考えることが出来ます。このテーマでは企業支援者に求められる目的思考について学びます。
■時間割 | |||
テーマ | 内容 | 形式 | 時間 |
経営支援者のための『目的思考』 | テーマ内容・事例企業概略説明 | 講義・企業資料 | 40分 |
事例企業演習 演習課題検討(個人) 演習課題検討(チーム) |
個人解答作成・ グループ内発表・解答意見交換 |
110分 | |
チーム発表・講師解答例紹介 | チームから1名発表 | 30分 | |
*時間割は回や講師によって若干異なります。 |
事例企業演習 2022年度事例企業【清掃業 F社】(通常テーマ①②共通)
2019年の研修に登場した特殊清掃の小規模事業者を再度取り上げます。
温浴施設の鏡磨きを主とした特殊清掃・館内清掃を行っている企業です。事業規模を拡大しながらも多くの課題を抱え、利益向上及び課題解決のため新たな事業を始めました。
本演習では当社が始めた新たな事業の一つに関し、当社の状況を踏まえてその目的を考え、目的を果たす事業としてのアドバイスを考えます。
<企業情報:資料(沿革、事業詳細、組織、簡易財務)+経営者インタビュー映像>
【演習課題】
事例企業は新たな事業をスタートさせました。インタビューにおいて社長はこの事業における目的を「仲間を作る」こととしています。
しかし企業の目的として「仲間を作る」には違和感があります。あなたは資料から当社の目的を探り、その上で目的に適う事業になるようアドバイスを提示してください。
New! 通常テーマ2.小規模事業者のEC(e-コマース)
新型コロナウイルスの影響で、企業におけるデジタルへの意識が高まっています。特にWebを通じた取引(EC)は購入/販売ともに開始が容易になっていて、一つの販売経路となっています。ですが開始後、何をすれば売上を伸ばせるのかが分からず、自社のチャネルを改善することが出来ない小規模事業者がいます。このテーマでは小規模事業者におけるECの方向性について考え、小規模事業者でも発展出来るECのあり方を模索します。
■時間割 | |||
テーマ | 内容 | 形式 | 時間 |
小規模事業者のEC(e-コマース) | テーマ・事例企業説明 | 講義・企業資料 | 40分 |
演習課題検討(個人) 演習課題検討(チーム) |
個人解答作成・ グループディスカッション |
110分 | |
チーム発表・講師解答例 | チームから1名発表 | 30分 | |
*時間割は回や講師によって若干異なります。 |
事例企業演習 2022年度事例企業【清掃業 F社】(通常テーマ①②共通)
温浴施設の鏡磨きを主とした特殊清掃・館内清掃を行っている企業です。事業規模を拡大しながらも多くの課題を抱え、利益向上及び課題解決のため新たな事業を始めました。
本演習では当社が本業から派生させた新商品販売の事業に関し、ECをスタートさせるためのアドバイスを考えます。
<企業情報:資料(沿革、事業詳細、組織、簡易財務)+経営者インタビュー映像>
【演習課題】
事例企業社長は新事業における商品をリアルおよびECで販売しようと考えています。1~2について、あなたの意見をまとめてください。
1:顧客ターゲットは「B to B」「B to C」のいずれが適切でしょうか。
2:上記を踏まえ、マーケティング4Pのうち特に重要と思われる要素を挙げて具体的アドバイスを述べてください。
第2部 年度テーマ(特別テーマ)
特別テーマは経営支援に必要とされるコーチングのエッセンスを伝える内容となっています。理解を深めるための受講者同士の意見交換を重視しながら、最後には学んだことを使って実践演習を行います。
特別テーマ1 コーチングを用いた経営者ヒアリング
中小企業診断士が行う助言・提案は、相手の企業で実施されて初めて効果を発揮します。そのため中小企業の支援は、企業の課題や想いなどから「経営者が企業をどうしたいのか?」を上手に「聴く」ことから始まります。
このテーマでは「相手の話を聴く」「質問する」といった要素についてコーチングの知見を学習します。学んだ中からヒアリングにおいて本当に聞かなければならないことは何なのか、またそれはどのように聞き出せば良いのか、考えていきます。
テーマテキスト目次 |
1.導入(価値提供のタイミング) 2.傾聴 3.実践演習① 4.質問 5.実践演習② |
■時間割 | |||
テーマ | 内容 | 形式 | 時間 |
コーチングを用いた経営者ヒアリング | テーマ内容説明 内容に対するグループ意見交換 実践演習 |
講義 グループディスカッション グループ内での実践演習 |
180分 |
特別テーマ2 スポーツから学ぶ奇跡を呼び込む目標設定手法
「中小企業が苦手としていて」かつ「経営において重要」なことに、目標設定があります。
目標の存在は現状を改善し、より良い状態に自身や自社を動かす計画の大本です。ですが目標を設定していない中小企業は数多くあり、その一つの原因は目標達成の経験が少ないことにより効果的な「目標の立て方」が分からないことです。
目標は上手く立てることで自分自身のモチベーションを高め、達成から自信を付けることができます。スポーツの世界で活躍する選手は皆、目標設定をうまく行っています。このテーマではスポーツという切り口から、企業の目標設定や私達自身の目標設定についても学び、考えていきます。
テーマテキスト目次 |
1.導入(目標の理解) 2.目標設定のコツ 3.目標の磨き込み 4.実践演習 |
■時間割 | |||
テーマ | 内容 | 形式 | 時間 |
スポーツから学ぶ奇跡を呼び込む目標設定手法 | テーマ内容説明 内容に対するグループ意見交換 実践演習 |
講義 グループディスカッション グループ内での実践演習 |
180分 |
特別テーマ3 コーチングを用いた企業価値の発見(コーチング研修応用編)
企業価値は主に資産価値を把握するため用いられる考えですが、事業運営を考えた際の企業価値には強みやポテンシャルといったことが考えられます。企業は自社の強みや魅力を認識することで、社内ではそれらを維持・発展させ、外部には製品・サービスの展開や採用活動に活かすことが可能になります。
このテーマではコーチングの要素を学習しながら経営者へのヒアリングから企業の強み・魅力を引き出し、経営者自身に再認識してもらう方法を検討・学習します。(応用編とありますが、本テーマから受講しても問題ありません)
テーマテキスト目次 |
1.企業価値とは? 2.コーチングの基礎 3.現状把握のポイント 4.着眼力を高める 5.フィードバック 6.アグノレッジメント 7.実践演習 |
■時間割 | |||
テーマ | 内容 | 形式 | 時間 |
コーチングを用いた企業価値の発見(コーチング研修応用編) | テーマ内容説明 内容に対するグループ意見交換 実践演習 |
講義 グループディスカッション グループ内での実践演習 |
180分 |
特別テーマ4 基礎から学ぶ「効果的な教育研修の作り方」
経営コンサルタントとして活躍の場を広げる中で、研修やセミナーを通じてクライアント企業の人材育成や組織風土改革に貢献する場面があります。当講座では、これから研修講師の仕事を始める方を対象に、事前のプログラム設計から当日運営(講師としての作法やファシリテーション等)のコツまで、オンライン対応を含めて、効果的な教育研修やセミナーの作り方を基礎から学ぶことが出来ます。
研修中はグループワークなども交えて、実際に研修やセミナーのプログラム作りを体験して頂き、実践的な知識・ノウハウをご提供します。
テーマテキスト目次 |
1.導入(企業研修の目的) 2.研修効果を高めるキホン 3.研修デザイン 4.研修当日運営 5.実践演習 6.実践ワーク |
■時間割 | |||
テーマ | 内容 | 形式 | 時間 |
基礎から学ぶ「効果的な教育研修の作り方」 | テーマ内容説明 内容に対するグループ意見交換 実践演習 |
講義 グループディスカッション グループ内での実践演習 |
180分 |
研修講師
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左近 祥夫 |
北海道大学卒業後、中小製造業に入社。開発・品質管理・株式上場PJなどに携わる。 その後、経営コンサルタントに転職。原価低減。現在、数多くの中小企業と顧問契約を 締結し、経営コンサルティングを行う。 クオリティを追究。クオリティが人を豊かにし、かつ幸せの門戸を開くと考える。若い頃は無類 の酒豪。居酒屋の酒を飲み尽くした(「もう帰ってください」と言われた)経験が何度かあり。 |
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野澤 夏子 |
上智大学法学部において国際取引法を専攻し、アメリカの大学に留学。大学卒業後は大手電機 メーカーに入社し、国内外からの調達を経験する。それらの経験を活かし、2007年に独立。 海外人材コンサルティング、貿易コンサルティングなどのコンサルティングを得意とするほか、 一般企業向け研修・ビジネス英語研修、海外ビジネス分野、物流分野の調査研究などを手掛け ている。ANNコンサルティング株式会社代表取締役。通関士。 |
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森 琢也 |
1984年東京生まれ。大手メーカーにて経営企画や事業企画を担当し、事業部・グループ会社の事業 採算管理や製品事業企画、原価改善業務に従事。 モノづくり・サービス業を中心にコンサルティン グ活動・経営者のパーソナルコーチを行うとともに、2011年から大手資格予備校にて中小企業診断士 講座講師も務める。 長らく管理会計に携わりながらコーチングの領域も得意とし、仕組みや制度だけでは解決が難しい 経営課題と向き合う。 |
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杉山 喜宏 |
経営コンサルタント、中小企業診断士。 中央大学法学部卒業後、富士ゼロックス株式会社にて、営業・スタッフを経験した後、営業部長、 統括コールセンター長として部門マネジメント職に従事。2012年に経営コンサルタントとして独立。 中小企業のコンサル業務を行う傍ら、中小企業の営業力強化を目的に設立したNPO法人ワクワク 営業応援団の事務局長、県産業振興センター委嘱の連携コーディネータ等の外部活動を行っている。 |
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犬飼 誠 |
名古屋生まれ。大学卒業後、出版社、会計事務所を経て大手コンサルティング会社入社。およそ20年 にわたりコンサルティング会社に在籍し、中部コンサルティング部長等を歴任した後、独立し株式会社 ビジネスデザインズを設立。 会計事務所での会計・税制の経験、コンサルティング会社での経営・マネジメントの経験を生かした 広い視野により、長期にわたる経営コンサルティングを実施している。 |
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松山 陽子 |
まちづくりコンサルタント会社で商店街の活性化などに携わる中で、中小企業診断士資格を取得。 その後「中小企業の発展に寄与する」を掲げる会計事務所に転職。税務や社会保険、生命保険の 知識を生かして、ファイナンシャルプランナーの上級資格・CFPも取得。 独立後は、コンサルティングの他、各種セミナー、資格試験の講師を務め、「楽しく学べる」と 好評を得ている。 |
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川崎 透 |
神戸市外国語大学を卒業後、大手電機メーカー、小規模消費財メーカー、中堅化学品商社、外資系 化学メーカーにて国内外の営業、海外拠点のマネジメント等に従事。大・中・小・外資系一通りの タイプの会社勤務経験を持つ。その後、経営コンサルタントとして独立し、主に小規模企業の海外 ビジネスサポートを生業としている。理論や理屈だけでなく現実的・具体的な応援を通して、対象 企業に寄り添うコンサルティングがモットー。かつて世界を放浪した経験があり、今も一人旅を好む。 広島市出身。 |
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加藤 圭示 |
工業系大学を卒業後、製造業企業に入社。技術本部にて新製品開発・新工場立ち上げ等を担当。その 後同社IT推進部へ異動後は社内の情報システム構築及び社内での教育等を担当しながら、製造業に おける情報システムの分野を中心とした企業支援を多数実施。 2014年2月に独立し自身の事務所 「きづきの」を立ち上げ、企業支援を実施している。 |
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