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理論政策更新研修

SMEC Training

研修内容・テーマ・講師のご紹介

研修の全体構成や年度テーマの詳細、講師の紹介など研修内容部分をご紹介しています。
すぐに申込みをしたい方は「研修日程・お申込み」のページをご覧ください。
また受講料金や受講の流れなどを知りたい方は「料金・受講の流れ、変更とキャンセル」をご覧ください。



研修の全体構成

研修は2つの部に分かれています。

項目形式時間
第1部中小企業白書を取り巻く経営環境
(中小企業白書解説)
講義1時間
第2部年度テーマから一つ講義+演習3時間

第1部はその年の中小企業白書の内容を、第2部は年度テーマから1つを行います。
年度テーマは大きく通常テーマと特別テーマに分かれ、
  通常テーマ・・・実在する中小企業を題材にした事例演習
  特別テーマ・・・企業支援に活きるコーチング要素+実践演習
を特徴とする研修となっています。


研修テーマ・内容

第1部 中小企業を取り巻く経営環境

第1部はその年度の中小企業白書の内容をお伝えしています。

弊社の白書解説は白書の全体像をお伝えしつつ、「中小企業に伝わることで、企業にとって有益」と考える項目を選択して解説します。
マクロの経営環境や政策の方向性を学びながら、個々の項目について支援先や勤務先に関係する中小企業に「この情報がどう役立つ可能性があるか」を考えながらご受講頂ければと思います。

2025年白書画像2 第2部全体像


第2部 年度テーマ(通常テーマ)


2025年度通常テーマ①②共通事例企業
【K書店】


今年度事例企業は東京にお店を構える「書店」になります。
日本人の読書量は減少傾向にあり、デジタル化やネット通販の進展が重なり、書店数は減少の道を辿っています。
厳しい書店業界の中で、企業が生きていくための支援の道を探ります。
企業情報:資料(沿革、書店業界の構造・動向、事業詳細、簡易財務)+経営者インタビュー映像 



New! 通常テーマ1.生業(なりわい)としての企業経営

2024年度、老舗企業の倒産件数が過去最大となったように、長寿かつ小規模な企業が近年経営の危機を迎えています。今後、こうした企業への支援機会の増加が予想されますが、これらの企業には一般的な拡大志向の企業とは異なる価値観で経営されることがあり、支援は企業を理解した上での助言・提案を要します。
このテーマではこうした長期的に小規模で経営される企業の価値観や特徴・支援の際のポイントを学び、診断・助言の貢献度を増加させます。

2025テーマ1 参考画像1
2025テーマ1 参考画像2

■演習課題
事例企業は現在安定した利益を獲得していますが、今後教科書のデジタル化が本格化すれば窮地に陥る危険性があります。
あなたが事例企業の経営改善を依頼されたと仮定し、大きく環境が変化する時代の中で、事例企業が
①売上をまず1%高めるための方策
②活動し続けてもらうための動機付け(危機意識・未来志向など)の方策
について、生業として経営する社長の経営スタイルを考慮した上で、取り組みや支援の方法(接触頻度や手段など)を記載して下さい。


New! 通常テーマ2.小規模事業者へのエンパシー

様々な価格高騰とそれに伴う関係企業の廃業など、経営環境は大きく変化しています。その中で支援者には知識の教授だけでなく伴走的役割が求められます。
「他者の感情や経験などをイメージし理解する能力」であるエンパシーは、近年ビジネスパーソンの中での重要性を増し、加えて私達が伴走支援を行う際にも役立ちます。このテーマではエンパシーについて理解し、小規模事業者支援への適用を学び考えます。

2025テーマ2 参考画像1
2025テーマ2 参考画像2

■演習課題
社長は映像のなかで、飾ることなく正直にご自分の考えを述べました。それは揺れ動いているように感じられます。
テキストおよび映像を元にエンパシーし(=社長の立場にたって考え)、社長に寄り添った支援策を、継承・継続または閉鎖の方向を明確にしたうえで、提案してください。



 通常テーマ3(基礎テーマ) 経営支援者のための目的思考

経営支援において経営者は全てを話してくれるわけではありません。しばしば経営者は最初から「~の補助金を取りたい」のような手段の話をされますが、その先には目的があるはずです。私たち支援者は経営者が「何を望んでいるのか」を考え目的の先の上位目的を理解することで、支援の方向を明確にし最適な手段を考えることが出来ます。このテーマでは企業支援者に求められる目的思考について学びます。
*講義部分は2022年実施時から多少変化しますが、事例企業は2022年実施時と同じ内容になります。

理論政策更新研修_目的思考参考画像1

理論政策更新研修_目的思考画像2

■■■通常テーマ③事例企業 【清掃業 F社】■■■

温浴施設の鏡磨きを主とした特殊清掃・館内清掃を行っている企業です。事業規模を拡大しながらも多くの課題を抱え、利益向上及び課題解決のため新たな事業を始めました。
本演習では当社が始めた新たな事業の一つに関し、当社の状況を踏まえてその目的を考え、目的を果たす事業としてのアドバイスを考えます。
<企業情報:資料(沿革、事業詳細、組織、簡易財務)+経営者インタビュー映像>

中小企業診断士更新研修_FATシステム社長

■演習課題
事例企業は新規事業をスタートさせました。
インタビューにおいて社長はこの事業における目的を「仲間を作る」こととしています。
「仲間を作る」という目的のその上位にある目的を探り、その上で上位目的・目的に適う事業になるようアドバイスを提示してください。


 通常テーマ4(基礎テーマ) 計画の実行性を高める

不確実性の高い近年の経営環境において安定した経営を行うためには「計画性」が必要である。本テーマでは中小企業における経営計画策定の状況を課題とし、その中でも企業の自己変革に必要な計画の「実行力」に着目する。計画は実行されて初めて変革が起きる。計画の実行力を高める工夫・取組を学び、企業の自己変革を促す支援に活かす。
*講義部分は2023年実施時から多少変化します。


第2部 年度テーマ(特別テーマ)

特別テーマは経営支援に必要とされるコーチングのエッセンスを伝える内容となっています。理解を深めるための受講者同士の意見交換を重視しながら、最後には学んだことを使って実践演習を行います。

特別テーマ1 コーチングを用いた経営者ヒアリング

中小企業診断士が行う助言・提案は、相手の企業で実施されて初めて効果を発揮します。そのため中小企業の支援は、企業の課題や想いなどから「経営者が企業をどうしたいのか?」を上手に「聴く」ことから始まります。
このテーマでは「相手の話を聴く」「質問する」といった要素についてコーチングの知見を学習します。学んだ中からヒアリングにおいて本当に聞かなければならないことは何なのか、またそれはどのように聞き出せば良いのか、考えていきます。

テーマテキスト目次
1.導入(価値提供のタイミング)
2.傾聴
3.実践演習①
4.質問
5.実践演習②
■時間割
テーマ内容形式時間
コーチングを用いた経営者ヒアリングテーマ内容説明
内容に対するグループ意見交換
実践演習
 講義
グループディスカッション
グループ内での実践演習
 180分



特別テーマ2 スポーツから学ぶ奇跡を呼び込む目標設定手法

「中小企業が苦手としていて」かつ「経営において重要」なことに、目標設定があります。
目標の存在は現状を改善し、より良い状態に自身や自社を動かす計画の大本です。ですが目標を設定していない中小企業は数多くあり、その一つの原因は目標達成の経験が少ないことにより効果的な「目標の立て方」が分からないことです。
目標は上手く立てることで自分自身のモチベーションを高め、達成から自信を付けることができます。スポーツの世界で活躍する選手は皆、目標設定をうまく行っています。このテーマではスポーツという切り口から、企業の目標設定や私達自身の目標設定についても学び、考えていきます。

テーマテキスト目次
1.導入(目標の理解)
2.目標設定のコツ
3.目標の磨き込み
4.実践演習
■時間割
テーマ内容形式時間
スポーツから学ぶ奇跡を呼び込む目標設定手法テーマ内容説明
内容に対するグループ意見交換
実践演習
 講義
グループディスカッション
グループ内での実践演習
 180分



特別テーマ3 基礎から学ぶ「効果的な教育研修の作り方」

経営コンサルタントとして活躍の場を広げる中で、研修やセミナーを通じてクライアント企業の人材育成や組織風土改革に貢献する場面があります。当講座では、これから研修講師の仕事を始める方を対象に、事前のプログラム設計から当日運営(講師としての作法やファシリテーション等)のコツまで、オンライン対応を含めて、効果的な教育研修やセミナーの作り方を基礎から学ぶことが出来ます。
研修中はグループワークなども交えて、実際に研修やセミナーのプログラム作りを体験して頂き、実践的な知識・ノウハウをご提供します。

テーマテキスト目次
1.導入(企業研修の目的)
2.研修効果を高めるキホン
3.研修デザイン
4.研修当日運営
5.実践演習
6.実践ワーク
■時間割
テーマ内容形式時間
基礎から学ぶ「効果的な教育研修の作り方」テーマ内容説明
内容に対するグループ意見交換
実践演習
 講義
グループディスカッション
グループ内での実践演習
 180分



特別テーマ4 コーチングを用いた経営力再構築伴走支援

2022年、企業支援の新たな一つのモデルとして「経営力再構築伴走支援モデル」が紹介されました。企業支援の中で傾聴・対話を重要し経営者の自己変革を促すモデルです。
このテーマでは、特別テーマ「コーチングを用いた経営者ヒアリング」でお伝えしているコーチングの基礎を土台にして、「経営力再構築伴走支援ガイドライン」に関する解説を行いつつ具体的に実施するための「深堀質問」や「行動促進」の手法をお伝えします。

テーマテキスト目次
1.導入
2.準備
3.問いかけ
4.後押し
5.実践演習
■時間割
テーマ内容形式時間
コーチングを用いた経営力再構築伴走支援テーマ内容説明
内容に対するグループ意見交換
実践演習
 講義
グループディスカッション
グループ内での実践演習
 180分

New! 特別テーマ5 チームコーチング

チームコーチングとは、1つの職場など複数のメンバーで構成される『チーム』をクライアントとして、チームのパフォーマンスを向上させ成果を最大化するとともに、チームやメンバーの学習と成長を促す手法です。
チームコーチングが活用される場面には、次のようなものがあります。
・経営層のリーダーシップ開発
・次世代リーダーの育成
・従業員のエンゲージメント向上
期待される効果としては、次のようなものがあります。
・チームのコミュニケーションの円滑化
・チーム全体の目標達成力の向上
・組織の一体感や組織文化の強化
このテーマではビジネス面だけでなく、夫婦関係やパートナー関係、団体、サークルなど多種多様なコミュニティにおいて活用されるチームコーチングについて学びます。


研修講師の紹介


理論研修講師_左近祥夫左近 祥夫
北海道大学卒業後、中小製造業に入社。開発・品質管理・株式上場PJなどに携わる。その後、経営コンサルタントに転職。原価低減。現在、数多くの中小企業と顧問契約を締結し、経営コンサルティングを行う。
クオリティを追究。クオリティが人を豊かにし、かつ幸せの門戸を開くと考える。若い頃は無類の酒豪。居酒屋の酒を飲み尽くした(「もう帰ってください」と言われた)経験が何度かあり。


理論研修講師_野澤 夏子野澤 夏子
上智大学法学部において国際取引法を専攻し、アメリカの大学に留学。大学卒業後は大手電機メーカーに入社し、国内外からの調達を経験する。それらの経験を活かし、2007年に独立。
海外人材コンサルティング、貿易コンサルティングなどのコンサルティングを得意とするほか、一般企業向け研修・ビジネス英語研修、海外ビジネス分野、物流分野の調査研究などを手掛けている。ANNコンサルティング株式会社代表取締役。通関士。


理論研修講師_森琢也森 琢也
1984年東京生まれ。大手メーカーにて経営企画や事業企画を担当し、事業部・グループ会社の事業採算管理や製品事業企画、原価改善業務に従事。 モノづくり・サービス業を中心にコンサルティング活動・経営者のパーソナルコーチを行うとともに、2011年から大手資格予備校にて中小企業診断士
講座講師も務める。
長らく管理会計に携わりながらコーチングの領域も得意とし、仕組みや制度だけでは解決が難しい経営課題と向き合う。


理論研修講師_杉山 喜宏杉山 喜宏
経営コンサルタント、中小企業診断士。
中央大学法学部卒業後、富士ゼロックス株式会社にて、営業・スタッフを経験した後、営業部長、統括コールセンター長として部門マネジメント職に従事。2012年に経営コンサルタントとして独立。
中小企業のコンサル業務を行う傍ら、中小企業の営業力強化を目的に設立したNPO法人ワクワク営業応援団の事務局長、県産業振興センター委嘱の連携コーディネータ等の外部活動を行っている。


理論研修講師_犬飼 誠犬飼 誠
名古屋生まれ。大学卒業後、出版社、会計事務所を経て大手コンサルティング会社入社。およそ20年にわたりコンサルティング会社に在籍し、中部コンサルティング部長等を歴任した後、独立し株式会社ビジネスデザインズを設立。
会計事務所での会計・税制の経験、コンサルティング会社での経営・マネジメントの経験を生かした広い視野により、長期にわたる経営コンサルティングを実施している。


理論研修講師_川崎 透川崎 透
神戸市外国語大学を卒業後、大手電機メーカー、小規模消費財メーカー、中堅化学品商社、外資系化学メーカーにて国内外の営業、海外拠点のマネジメント等に従事。大・中・小・外資系一通りのタイプの会社勤務経験を持つ。その後、経営コンサルタントとして独立し、主に小規模企業の海外ビジネスサポートを生業としている。
理論や理屈だけでなく現実的・具体的な応援を通して、対象企業に寄り添うコンサルティングがモットー。かつて世界を放浪した経験があり、今も一人旅を好む。
広島市出身。


理論研修講師_加藤 圭示加藤 圭示
工業系大学を卒業後、製造業企業に入社。技術本部にて新製品開発・新工場立ち上げ等を担当。その後同社IT推進部へ異動後は社内の情報システム構築及び社内での教育等を担当しながら、製造業における情報システムの分野を中心とした企業支援を多数実施。
2014年2月に独立し自身の事務所「きづきの」を立ち上げ、企業支援を実施している。


飯山 晄朗
家電メーカーでSE、MDを経験後、商工会の経営指導員に転職。11年間で5,000件超の相談をこなす。起業後は、講演・研修講師として延べ5,000時間、受講者17,000名を超える。中小企業大学校では「リーダーシップ講座」「部下指導のためのコーチング講座」「経営管理者コース」の講師も務める。またスポーツのメンタルコーチとしてリオデジャネイロ五輪で銅メダル、平昌五輪で金メダル、東京五輪で金メダルを獲得する選手をサポート。他にも歴史的大逆転劇を演じて甲子園出場を決めた高校を始め、全国制覇や全国表彰台など結果を出すチームやアスリートが続出している。


村尾 奈津
東京外国語大学大学院博士前期課程修了。IT系企業に就職し、プログラマー、SEとしての経験を積む。その後独立し、さまざまな企業と関わるなかで中小企業の経営者のマーケティングに対する知識の偏りを実感し、2014年に中小企業診断士資格を取得。IT・マーケティングを中心に幅広い業種の経営コンサルティング業務を行う。セミナー講師としても多くのセミナーに登壇し、わかりやすいと評価されている。
顧客に寄り添い、事業に関わる人が笑顔になることをモットーとしている。



加藤 一男
準備中


研修日程の確認、研修のお申し込みは「研修日程・お申込み」から可能です。
受講料金や修了の流れなどは「料金・受講の流れ、変更とキャンセル」からご確認ください。

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