実務従事 実施の記録
2023年度
東京都_製造業_6月18日~
< 実務従事概要 >
企業業種 | 製造業(表面加工) | 従業員数 | 2名 |
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所在地 | 東京都墨田区 | 講師 | 左近祥夫 |
テーマ | 出口戦略を視野に入れた経営改善の支援 | ||
説明 | 東京都墨田区にある表面加工の会社です。社長を含めた家族で経営をし続け、現社長は60歳代半ばとなり現時点で後継者はいません。社長はまだまだ元気ですが、将来的には『出口』を見据えています。そのために当面の販路拡大を支援し、M&Aの可能性を高める方策を提案します。 |
回 | 日程・時間 | 内容 | 形式 |
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事前 | 6月3日(土) 8:30~10:00 | 会社概要・事前準備説明、初回会合の説明 | オンライン (Zoom) |
1 | 6月18日(日) 10:00~17:00 | 社長ヒアリング、方向性・役割分担の検討 | 訪問 (場所は企業及び 墨田区内会議室を 予定) |
2 | 7月2日(日) 10:00~15:00 | 社長面談、調査(業界、販路、M&A可能性) | |
3 | 7月9日(日) 10:00~15:00 | 社長面談、調査(業界、販路、M&A可能性) | |
4 | 7月16日(日) 10:00~15:00 | 社長面談、調査(業界、販路、M&A可能性) | |
5 | 7月23日(日) 10:00~15:00 | 社長面談、提案書執筆 | |
6 | 7月30日(日) 10:00~12:00 | 報告会 |
< 実施の記録 >
■初日会合
実施事項 |
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・経営者から企業概要の説明 ・企業訪問及び経営者から現場の仕事説明 ・情報のまとめと提案の方向性検討 |
初日は講師・参加者全員で企業の最寄り駅に集合し、企業付近の面談・打ち合わせ会場に向かいました。
会場では経営者との顔合わせを行い、その後経営者から企業の成り立ちや現在の事業、今後の目指す姿などについての説明を頂きました。
その後は企業に移動し、現場の機械を見ながら細かな仕事の説明を頂きました。
午後は午前中に得た情報や事前に調べた情報から、現在の状況や課題の整理、そして今後の提案の方向性を決めていきました。今回は3~4人ずつの2チームに分かれて進め、序盤は両チーム共に「この企業がどうなると良いのか」迷いながらの討議になりましたが、段々と方向性が決まっていきました。
最後には次回のヒアリング項目を仮決めし、次回までにもう少し練るというところでこの日を終えました。
■2日目~3日目
2日目の午前中は前回討議した方向性に関して社長へのヒアリング、午後はチームに分かれて今回のヒアリング結果を踏まえた改善策の方向性の具体化を行いました。
中小企業、特に小規模企業は社内の状態がデータ化されていないことが多く、両チームともその点に苦戦しながら討議を重ねていきます。
今回の討議結果を次回までにチームでまとめ、また具体化のための調査をしつつ進めていきます。
3日目の午前中は製造業である診断先の技術的な内容についてヒアリングを行い、そこから得た情報を午後各チームでまとめ改めて当社の強みや機会を探りました。
■4日目~5日目
ここまで順調に進捗していたため、4日目は予定を変更しZoomで実施しました。
社長への確認事項のヒアリングを経て、具体的な報告書のイメージを作成しました。指導者から「経営者に伝わり、実施できるのはパワーポイントで5枚程度」という指導があり、各チームそれまで作成していた流れや提案事項を見直し、本当に必要なものだけに絞って再構成する作業を行いました。特に提案事項を絞る点でかなり悩みながらも何が今当社に必要かを議論し、作成パートを分担し、次回までに各自で作成し共有することを決めて終了しました。
5日目は提案前に社長に確認する点等をヒアリングし、残りは各自パートの修正を行いました。
■報告会
5日目から報告会の間、両チームとも活発な意見交換・資料修正が行われました。各チームはゴールとするところ(診断企業が目指す姿)は同じでしたが、そこに至るための道筋、それを実現するための実施事項は異なる内容となりました。
報告会では社長はどちらの提案も頷きながら、また時々社長ご自身の意見も挟んで頂きながら進み、無事終了しました。
今回は実務従事内で支援まで進むことは計画していないため、実務従事としてはここまでになりますが、提案の中からこの後社長が何を実施されるか、し続けて頂けるかによって、提案の意味は大きく変わります。その辺りのフォローアップを今後行っていきます。
2022年度
千葉県_製造業_1月14日~
< 実務従事概要 >
企業業種 | 製造業(精密加工) | 従業員数 | 20名 |
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所在地 | 千葉県鎌ケ谷市 | 講師 | 杉山喜宏 |
テーマ | 中堅・若手社員による小集団活動の立ち上げ | ||
説明 | 千葉県にある精密加工の企業です。社長の意向で「社員が自主的に動ける会社」を目指すために、中堅・若手社員で社内の課題を解決するプロジェクト活動(小集団活動)を機能させることになりました。 今回はプロジェクト活動の実施と継続のため、立ち上げの支援を行います。 |
回 | 日程・時間 | 内容 | 形式 |
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1 | 1月14日(土) 13:00~ | 前半:会議室にて講師から実施の流れ会社概要等の説明 後半:企業へ移動して管理者から説明、工場見学 | 訪問 |
2 | 1月20日(金) 18:00~ | 経営者・管理者(3部門長)へのヒアリング -企業課題の内容確認・共有 | オンライン |
内部会合 | 1月24日(火) 19:00~ | 小集団活動実施の目的に関する認識共有 | オンライン |
3 | 1月27日(金) 18:00~ | 経営者・管理者(3部門長)へのヒアリング -主に小集団活動目的から見る現状の共有 | オンライン |
4 | 2月4日(土) 15:00~ | 小集団メンバーへのヒアリング(チーム1) -現状の確認・実施に関する悩み等 | 訪問 |
5 | 2月25日(土) 15:00~ | 前半:小集団メンバーへのヒアリング(チーム2) -現状の確認・実施に関する悩み等 後半:講師・参加者で提案方向性に関する会合 | 訪問 |
内部会合 | 3月4日(土) 19:00~ | 提案内容の全体共有・改善、順番の決定 | オンライン |
6 | 3月11日(土) 15:00~ | 報告会 | 訪問 |
*内部会合は当初計画外で行った講師・参加者の会合です。 |
< 総括 >
実務従事としては初の実施でした。
テーマとしては「小集団活動立ち上げの支援」でしたが、その目的は「社員が自主的に動ける会社になる」というもので、
目的に沿う小集団活動の在り方が求められるものでした。
当初この認識を講師・事務局から参加者へ上手く説明できず、ヒアリング時に企業と参加者の間でズレが生じる場面がありましたが、
オンラインの内部会合にて説明をすると参加者の皆さんは方向性を合わせて次のヒアリングに臨んでくれました。
最終的な提案については「社員が自主的に動ける会社」に寄与する小集団活動となるために必要と思われる事項をそれぞれ出して頂き、
「小集団メンバーが理解できる形」までかみ砕いて資料を作成して頂きました。
小集団メンバーからは実施に関する質問等もあり、報告会後すぐに内容についての話し合いがされるなど、「自主的に」取り入れる
姿勢が見られました。
報告会:提案資料-表紙目次を除き全23ページ(PPスライドで作成)
企業側-小集団メンバー10名(5名×2チーム)、社長、部門長3名
診断士側-診断士5名、講師、事務局